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ペットクルーTOPわんこの性質を学ぼう

ここでわんこの本能についてちょっとお勉強しましょ♪

 

犬の本能と習性は、祖先のオオカミから受け継いだもので、どんなに品種改良された犬でも、現代の家庭犬でも、すべての犬に継承されています。
犬の本能には、多くの本能がありますが、この中で正しく理解し、認識しておかなければならない重要な本能が群棲本能・服従本能・権勢本能です。

群棲本能
犬が群れ社会で生活することです。その群れの世界には、横のつながりは一切無く必ずリーダーがいて、一番下位のものもいます。そしてリーダーを頂点とする縦型の社会を築きます。

服従本能
その群れの中で、下位の者が上位の者に服従することで服従本能が発達します。これは家庭犬では発達させるべき本能です。

権勢本能
群れの中で上位の者は下位の者に権勢し、権勢本能が発達します。
これは家庭犬では眠らせておくべき本能です。権勢本能は発達すればするほどストレスがかかり、寿命を縮める結果となります。

犬にも人間同様、気質があるので服従本能の生まれつき強い犬、権勢本能の生まれつき強い犬がいます。先天的にペコペコする犬がたまにいますが、そういうタイプが一番しつけやすい犬です。
上記に記した三つの本能は、しつけするにあたり度々出てくる言葉ですので、必ず理解しておいてください。

■犬は飼い主、家庭内家族を、自身の群れと思いながら生活しています。もちろん、犬の中では縦社会の級制度で、家族の優位劣位を判断しながら行動しています。
飼い主が犬に甘えた生活をし、ベタベタ可愛がってばかりいると、犬はつけあがり、飼い主(=下位の者)が従属的な行動をしていると感じるようになります。そして権勢本能が発達していき、頼りない飼い主のかわりにリーダーシップを発揮していきます。家の中や庭先で放し飼いにしたり、つなぎっぱなしの犬は、権勢本能が発達しやすい状況下にあります。
自分の領域や飼い主に対して保護者的意識が生まれ、郵便配達の人や来客、散歩時のほかの犬への咆哮・攻撃行動などに結びつきます。このような犬への対応や飼育環境により、全ての問題行動の発生につながります。

■リーダーになったと思い込んだ犬は、

家族(=群れ)の権勢をとるため、飼い主を服従させようとします。言うことを聞かない飼い主には、威嚇を用い鼻にしわをよせて低い声でうなります。それでも服従しない場合には攻撃をします。そして飼い犬に手を噛まれるという結果になります。噛まれた飼い主にはもちろん恐怖心が生まれ犬の言いなりになっていくのです。噛んだ犬の方はといいますと、飼い主を噛んだ後に良心が痛むなんてことはありえません。言うことを聞かない下位の者に制裁を加えたまでのこと、としか思っていないでしょう。そして飼い主が犬の言いなりに対応し、尽くし上げたとしても恩義を感じません。下位の者がリーダーである自分に尽くすのは当然だと思っているからです。犬の家庭内での階級は、一番下にしておかなくてはなりません。このようにして、犬が家庭内をしきり、リーダーとして君臨するようになり、様々な問題発生を起こす犬のことを、権勢症候群(アルファシンドローム)といいます。これは何度かテレビや雑誌で取り上げられているのでご存知の方もおられると思います。

■ここで、権勢症候群の一般的行動をいくつかあげたいと思います。参考にしてみてください。
●散歩のとき、いつも先頭にたち、ぐいぐい行きたい方向へ引っ張る犬。
散歩=群れの移動はリーダーが先頭に立つ。リーダー意識が強く発揮されている典型的なパターン

散歩中、他の犬とすれ違うとき吠えたり攻撃行動に出る犬。
群れの移動のリーダーとして防衛本能が働き、権勢を張る行動心理。

自分の物を取られまいとして飼い主を威嚇する犬。
リーダー性を意識し、監守本能を発揮。下位の者に威厳をみせている。

飼い主の脚を抱え、腰をつかう犬(マウント)
これは、動物の性的行動と勘違いする人が多いが、メスがメスに行うことも、多頭飼いや野生の中では普通である。これは上位の者が下位の者に支配性を見せつけている行動であり、これが飼い主に行われた場合、完全に見下されている典型的行動である。
●飼い主に尿をかける犬(マーキング)
犬が自分の所有物として臭い付けする行動。

●飼い主の手をじゃれて噛む犬。
一見すると犬が人に甘えている感じだが、支配性を意味する行動。強い態度で制止するべきである。子犬のときのあまがみというのも、制止すべきである。見ていてとても愛らしいのだが、順位付け行動のひとつである。いつかエスカレートしていくので、人間に対するものは絶対にやめさせること。

●食事中に人が寄ると威嚇する犬。
犬の本能と習性では、上位の者から食事をするので、下位の者が近づくと、威嚇して、追い払う。下位の者への威嚇を誇示。

●散歩中止まって動かない犬。
犬の意思を尊重して言いなりにしてきた結果の、権勢症候群の典型的タイプ。ぐいぐい引っ張る犬と同じくらいやっかい。

●呼んでもこない、命令しても無視する犬。
権勢本能が発達、服従性が飛び、我意が強くなっている。劣位の者の行動を無視する、リーダー犬の行動。

●座布団やソファーの上に乗っているとき、どかそうとすると威嚇する犬。
自分にとって最高の場所を提供されたリーダー犬のつもりの犬が、下位の者がどかそうとしているので、威嚇。

●排尿便後、地面をひっかく。排尿のとき、やたら片足を高くあげる犬。
自分の縄張りを誇示、主張する行動。気性の強い(生まれつきが多い)生意気な犬がよくする。片足を上げて排尿するのはオスと思われているが、オスが多いだけであって、権勢本能の強いメスが足を上げることもあり、権勢本能の弱いオスが足をあげずに排尿することもある。

●散歩に連れ出すと、リードをくわえたり、飼い主の足にじゃれたり、噛む、飛びつく。
犬が主導権を握ろうとしている、支配的行動。

以上は、権勢症候群の一般的な例です。これらの行動は対応の仕方や加齢と共に強化されることが多いのですが、正しい行動療法を行えば、完治も不可能ではありません。